一般社団法人での設立の意義


一般社団法人とは、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」に基づいて設立された法人です。この法人は「人」や「企業」が集まり「営利を目的としない活動」をします。これが大きな特徴です。

 

「営利」とは社員(株式会社では株主)への利益の分配を指します。ですから、一般社団法人は利益分配しない、配当を出さない組織のことです。株式会社は利益が出たら株主に配当します。ここが株式会社との大きな違いです。

 

「非営利」とは、利益分配しない、配当を出さないとう意味です。誤解されがちな

 

① 利益を出してはいけない

② 給与や報酬をもらってはいけない

③ 無料もしくは格安でサービスを提供しなければならない。

 

などは、いずれも問題なく行えます。では、出た利益はどうするのか?

利益として余ったお金は、翌年度の活動のために繰越します。

 

「利益が出たら会員や社員に還元するのではなく、次年度以降にさらに活動を拡げましょう」というのが一般社団法人です。

 

 一般社団法人でいう社員とは、会社の従業員とは違い、法人の方向性を決める議決権を持つ人のことです。その、議決権を持つ人たちに、利益が出ても、利益分配しない、配当を出さないという事は、第一優先とされるのが個人の利益ではなく、”事業の存続 ”である。ということです。

 

更に付け加えると、代表理事も含めたすべての理事の任期は2年です。いい加減な経営をしている。お客様に対し適当な支援をしている、と見なされれば、当然再任されません。「常に襟を正し、実直、誠実さを継続」しなければなりません。

 

「頼れる家族がいない」ということで不安であったり、困っている方は、少子高齢化、核家族化の時代背景の中で、さらに増えていく傾向です。

 

私ども、スターライフが、なぜ一般社団法人という法人形態で設立したか。 

高齢者、障がい者福祉事業は昨今、いろいろな不正や、傷害事件などが全国で発生しています。

 

常に襟を正し、実直、誠実さを継続できるこの法人形態は、事業者にとっても、利用者にとっても、より良い法人を形成していく最善策だと捉えています。